実写版 美女と野獣 ネタバレあるかも。

実写版 美女と野獣観てきました。事情により吹き替え版で。

ビデオからDVDの時点で歌詞が変わっていたので、映画版も変わっているだろうと思って覚悟していたので、頭の中で響く歌詞と聞こえる歌詞が違うのは想定内でした。

思い入れは強いから、寂しいと言えなさびしいのですが、致し方ない。

エマ・ワトソンは素敵だし、セットも豪華。

CGも違和感ないし、ルミエールはクルクル回って気障っぽいし、本当に良かったです。

面白い映画でした。

これ、晩餐会をアトラクション化の予定ないのかな?
飛び出す画面で、香り付きを希望します。

以下、ネタバレあるかも。



前半、ガストンは戦争から帰ってきて、PTSDを抱えているのかと思いました。

その割にラストに救いがないので、ただの嫌な奴なのかもしれません。

実際にああいう思い込みの強い人はいそうで怖いです。

そして、村人を煽って野獣狩りに出ていかせるシーン。

ル・フゥに対しても、「一緒にモーリスをいじめないとお前もいじめるぞ」的な態度で嫌な男ぶりをいかんなく発揮。

怖いです。怖いからこそ、ラスト(多分)死んじゃったのに、そんな事はみんな忘れてハッピーエンド。

映画でもガストンには救いがないのがちょっと残念でした。

ル・フウについては、DVDでどうしようもない子悪党だったので、ラストの反乱は気持ちよかったりして(^^)

報道で男同士の恋愛について、ああだこうだと言われていましたが、正直、そんな感じを受けなかったのは、日本のテレビでいわゆる「おねえキャラ」を見慣れていたからかもしれません。

最後のダンスシーンを見て「ああ、これか」と思った程度です。

ラストのダンスのシーンはいろいろな人が幸せそうに手を取り合ってダンスをしていましたそして、こんな風に、いろいろな人が手を取り合って生きていければと目がうるうる。

と、いう事は、今はそういう社会ではないという事かもしれません。

他人とは違う。変わっていると言われて、傷ついている人はたぶん多いのだと思います。

お互いの個性が尊重され、いらない孤独を感じる事がない世界が実現しますように。

そんな事を思うのでした。

おとぎ話だね。ホント。